2016年 07月 27日
クウとすず
夕方の散歩は
クウとよく歩いた
新港コース。
県道沿いにある公園から
海沿いにある公園まで
神社を抜けてぐるっと一周。
走り回れる芝生があって
神社の長い石段もある。
元気だったクウが
大好きだった散歩道だ。
先週末、ある方から
クウを送り出したあと
あたしがどうやって
心の整理をしたのか
そして今クウのことを
どんなふうに思っているか
教えてほしい
というような内容のコメントを
いただきました。
ご自身もシニアワンコさんと
暮らされているとのことだったので
何かしらお返事したいと思い
ここ数日ずっと考えていました。
でもいくら考えても
どうやらあたしは
心の整理
と言えるようなことを
何もしていないような気がします。
目に見えるものも
見えないものも
何もかもをそのまま
受け入れていただけ。
そんな気がします。
ご存知の方も多いと思いますが
クウの旅立ちはあたしにとって
とても優しいものでした。
ありがとうとしか言えないような
思いやりに満ちたさよならでした。
そのありがとうの気持ちのなかで
その気持ちに守られて
ずっと穏やかでいられたんだと
思います。
悩むことも後悔することも
きっとクウは望んでいないだろう。
そう思いました。
クウが生きていたとき
そうしていたように
クウが望むことだけをやろう。
それだけでした。
朝と晩、量は少なくなったけれど
変わらずクウのゴハンを作り
写真のクウに
うっとうしいほど話しかけ
散歩の時間には
散歩にだって行きました。
ご近所さんのなかには
そんなあたしをかわいそうだと
思った方もいたようですが
その時間に歩けば
クウのお友達ワンコさんにも会えたし
そんなワンコさんたちと遊んでいるあたしを
クウはきっと喜ぶだろうと思いました。
クウが教えてくれたこと。
クウが残してくれたもの。
クウが大好きだったこと。
大切にしながら過ごしていると
不思議と悲しくなかったです。
もちろん寂しかったけど
でもぜんぜん悲しくなかった。
それは今も変わりません。
大切な命を失ってしまった悲しみに
長く苦しんでらっしゃる方からすると
ふざけんなって話かもしれませんが
あたしの場合はそうでした。
もちろんもともと神経が
マッチョなせいもあると思うし
何年も覚悟を決めていたせいも
きっとあると思います。
でもいちばんはクウのおかげだし
すずに助けてもらったことも
いっぱいです。
命のことは
命が救ってくれるのかも
しれません。
すずのそばにいつも
クウの存在を感じます。
すずの散歩の時間は
クウの散歩の時間でもあるし
すずのゴハンの時間は
クウのゴハンの時間でもあります。
3人家族が4人家族になったんだね。
そう言ってくれた人がいましたが
そのとおりだと思います。
クウを失ったわけではなく
すずが増えただけ。
今はそう思っています。
ふたりの子持ちです(^^)
せっかくご質問くださったのに
長くお待たせした結果が
こんな感じですみませんm(__)m
何の参考にもならないと思いますが
ありがとうの積み重ねが間違いなく
心の支えになると思います。
ワンコさんとの毎日
どうか楽しんでくださいね。
それにしてもすずもよく
歩きます。
クウに負けず
お散歩が大好きみたいです。
いっぱい歩こうねー、すず。
清き1ポチお願いしまーす(^^)/
by atanii
| 2016-07-27 13:45
| すず散歩